コラム No.012:最も簡単な葬儀社の選び方
- 2016年10月
Facebookに投降したところ、意外と反響があったのでまとめておきます。
私が考える最も簡単な葬儀社の選び方に「『1級葬祭ディレクター』の表記の仕方」というものがあります。
葬祭ディレクター技能審査のホームページによると以下のように注意喚起されています。
◆厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査
http://www.sousai-director.jp/
名刺・各社ホームページ等に「厚生労働省認定 ○級葬祭ディレクター」のように表示している例が見られます。
しかし、厚生労働省が認定しているのは「葬祭ディレクター技能審査」制度であり、個々のディレクター資格の認定は、厚生労働省ではなく、葬祭ディレクター技能審査協会が独自に試験を実施し、行なっております。
事実と異なる表記を行い、消費者に誤認を与えかねない表記を行わないようご注意ください。
また、「葬祭ディレクター」「○級葬祭ディレクター」「葬祭ディレクター○級」の表示は、葬祭ディレクター技能審査協会による正式な認定を受けた場合にのみ行うことが可能です。
インターネットで葬儀社の情報を検索する際、葬儀社から資料を取り寄せた際、葬儀社の名刺を受け取った際は是非この点をご確認ください。
悲しいことに葬儀業界は一般社会と比べるとまだまだモラルが低いところがあり、また監督官庁もない為「厚生労働省認定 ○級葬祭ディレクター」という表記が溢れかえっています。
この点の何が問題かというと、細部に気を配れない人はお葬式にも気を配れないと思うからです。
ときどき「葬祭ディレクターの資格なんて、あってもなくても関係ないよ」という葬儀屋さんがいます。確かに受験勉強と同じで資格を持っていても現場経験に乏しい担当者もいます。それでも「ある一定の期間、葬儀について真剣に勉強をする」という経験を私は無意味ではないと思っています。