コラム No.004: 散骨について

  • 2014年04月

今回は散骨について述べたいと思います。

散骨については、三国連太郎さんが生前
「戒名もいらない。散骨して誰にも知らせるな。」
と言っていたなど、少しずつですが確実に増える状況にあると言えます。

散骨については賛否両論あると思いますが、大切なのは弔う気持ちであって、
故人様やご遺族が納得されているのであれば、私はそれで良いと思っています。

では実際の散骨とはどのように行われるのでしょうか。
以前、私が海洋散骨に立ち会った経験をお話ししたいと思います。

揺れる!?

今回乗船した船は幅広の中型のクルーザーでしたが、沖に出るとそれなりに揺れました。船長さん曰く「これでも、揺れないほうなんだよ」と教えてくださいました。

予想外だったのは航行中よりも散骨中の方が揺れたこと。
これは散骨中は錨を下ろしているので、波の影響を直接受けるからということでした。

個人差がありますが、参加される方は乗船前に「酔い止め」を服用しておいた方が無難だと思いました。

 

海洋散骨の流れ

 

一概にこれという決まりはありません。

今回は
・出港
・散骨ポイントへ到着
・海への献酒
・遺骨を海へ(散骨)
(遺骨は水溶性の紙に包み、参加者分に小分けしてあります。また、遺骨はパウダー状の粉骨に加工してあります)
・お花でお別れ(お手紙を一緒に海へ流す方もいらっしゃいました)
・鐘を鳴らして黙祷
・周辺を2~3周してお別れ
・帰港

散骨ポイントでの所要時間は15~20分程度。
出港帰港に片道1時間弱かかるので、全体で2時間30分程度かかりました。

料金

船を貸し切る「個人散骨」、複数のご遺族が相乗りする「合同散骨」、我々業者が代行して散骨する「代行散骨」大きく3パターンあります。

・個人散骨 231,000円~(随時、実施。ご希望する内容により料金は変動致します)
・合同散骨 126,000円(毎月1回実施)
・代行散骨 52,500円 (毎月1回実施)

粉骨への加工 31,500円

散骨に立ち会ってみて

当日の天候により、ある程度の当たりはずれがあります。
季節としては寒い時期、暑い時期を避けて、春や秋の方が快適だと思います。

代行散骨を依頼された方も桟橋までお別れにいらっしゃいました。
ご高齢の方や船の苦手な方は代行散骨もご利用頂ければと思います。
(代行散骨の場合、散骨した証明書と写真をお送りしています)

散骨は葬儀が終わってから納骨するまでの間に行うことが多く、葬儀の慌ただしさとは異なって、穏やかな雰囲気です。

法律上の散骨

さて、散骨というと「法律上はどうなっているの?」というご質問を頂くことがあります。
端的に言うと、「散骨に関して日本では法律がない」というのが現状です。
法律上、想定していなかったということになります。
法務省も「節度をもって行われる限りは、違法性はない」という見解を出しています(非公式)。しかし、近隣住民や漁業関係者とトラブルになるケースも一部で発生しており、自治体レベルで条例を定めている地域もあります。一刻も早い法整備が望まれます。

当社では良心的な散骨業者をご紹介しています。
また、私自身も10回弱散骨に立ち会った経験がありますので、具体的なお話ができます。
散骨について興味のある方、ご不明なこと、気になることがありましたら遠慮なくお問い合わせください。

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